フランス語の au とか aux ってなに?なにが違うの?
今回はフランス語の前置詞[à / au / aux]について分かりやすく簡単に解説します。
à / au / aux はすべて意味/役割は同じ
au(オ)と aux(オ)はどちらも前置詞の à(ア)が変化したもの。カタチは違いますが、à も au も aux も実は意味や役割はすべて同じです。
à は英語でいう at や to、in などの役割をする前置詞で、基本的には「~に」という意味になります。
フランス語の[à] = 英語の[at][to][in]
では、どんなときに au や aux にカタチを変えるのでしょうか??
あとに続く名詞の「性別(単数 / 複数)」によってカタチが変わる
前置詞の à は、あとに続く名詞が「男性」か「女性」か「複数」かによってカタチが変わります。
フランス語の名詞にはすべて性別(男性名詞 / 女性名詞)があります。
à のあとに le(ル)から始まる男性名詞が続く場合は au、la(ラ)から始まる女性名詞が続く場合はそのまま à、les(レ)から始まる複数形が続く場合は aux になります。
le / la / les の違いは?☟

à + le ➔ au
à + la ➔ à la
à + les ➔ aux
例えば、フランス語で「わたしは ○○ に行きます」と言いたいときは☟
Je vais à ○○(ジュ ヴェ ア ○○)
という言い方をしますが、その ○○ のところに「公園(le parc:男性名詞)」が入るときは☟
Je vais au parc.(ジュ ヴェ オ パルク)
「公園に行ってきます。」
à + le parc ➔ au parc
○○ のところに「駅(la gare:女性名詞)」が入るときは☟
Je vais à la gare.(ジュ ヴェ ア ラ ガール)
「駅に行ってきます。」
à + la gare ➔ à la gare
○○ のところに「トイレ(les toilettes:複数形)」が入るときは☟
Je vais aux toilettes.(ジュ ヴェ オ トワレットゥ)
「トイレに行ってきます。」
à + les toilettes ➔ aux toilettes
などのように、à のあとに続く名詞の性別(単数 / 複数)によって à のカタチが変わります。
なお、あとに続く名詞が「母音(a, e, i, o, u)」から始まる場合は、性別(男性名詞 / 女性名詞)に関わらず à l’ になります。
例えば、「学校(l’école)に行ってきます。」は☟
Je vais à l’école.(ジュ ヴェ ア レコール)
à + l’école ➔ à l’école
école(エコール)が母音(e)から始まっているので、à l’école になるというわけですね。
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