スピーチで学ぶ英語シリーズ、今回は Apple(アップル)の創業者、スティーブ・ジョブズのスピーチの一部抜粋です。
今回のスピーチ:『人生最後の日』スティーブ・ジョブズ
今回のスピーチはこちら☟
Since then, for the past 33 years, I have looked in the mirror every morning and asked myself, “If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?”
Steve Jobs
今回はこちらの文を2つに分けて(①Since~ ②If~)、意味のかたまりごとに前から訳していきます。
意味のかたまりごとに区切って前から訳す
初めのうちはかたまりごとに「 /(スラッシュ)」を入れていくと混乱せずに済みます。
「 / 」を入れる箇所は特に決まりはありませんが、「カンマのあと」や「andの前後」「ofの前」「what節の前」に入れるとスムーズに訳すことができます。
① Since~
Since then,/ for the past 33 years,/ I have looked in the mirror / every morning / and / asked myself,
それ以来 / これまで33年間 / わたしは鏡を見て / 毎朝 / そして / 自分自身に問いかけています
- since then:それ以来
- past:過去
I have looked ~ は「見ている(現在完了形:継続)」という意味です。
asked myself は前に出てきた I have が省略されています。つまり、I have asked ~「わたしは問いかけている(現在完了形:継続)」ということですね。
② If~
If today were the last day / of my life,/ would I want to do / what I am about to do / today?
もし今日が最後の日だったら / 人生の / わたしはしたいだろうか / わたしがいまやろうとしていることを / 今日
- the last day:最後の日
- be about to do:いま~しようとしている
If today were ○○, I would ~ は「もし今日が○○だったら、~するだろう(仮定法過去)」という意味です。would I ~ になっているので「~するだろうか?」という疑問形ですね。
what 以下の文は “なにを” したいのかを説明しています(I want to do what ~「what ~ をしたい」)。
今回のスピーチをまとめると、このような意味になります。
それからの33年間、わたしは毎朝鏡を見て、自分にこのように問いかけてきました。「もし今日が人生最後の日だとしたら、今日やろうとしていることは本当に自分のやりたいことだろうか?」って。
スティーブ・ジョブズ
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参考文献
Text of Steve Jobs’ Commencement address (2005)|Stanford University