Merci de ~ と Merci pour ~ ってなにが違うの?どうやって使い分ければいいの?
今回はフランス語で「~してくれて / ~をありがとう」を意味する表現、Merci de と Merci pour の使い分けについて分かりやすく解説します。
Merci de のあとには不定詞(動詞の原形)がつづく
Merci(メルスィ)のあとに不定詞(動詞の原形のこと)がつづく場合は de(ドゥ)を使います。
分かりやすく言うと、日本語の「~してくれてありがとう」のイメージに近いのが “Merci de ~” です。
例えば、「来てくれてありがとう。」と言いたいときは☟
Merci d’être venu(e).
(メルスィ デートル ヴヌュ)
- de のあとに母音[a, e, i, o, u]がつづく場合は、de の e が消えて d’ になります。
de être ➜ d’être
- 相手が女性の場合は venue のように最後に e が付きますが発音は変わりません。
「招待してくれてありがとう。」と言いたいときは☟
Merci de m’avoir invité(e).
(メルスィ ドゥ マヴォワル アンヴィテ)
- m’ は me のカタチが変わったもの。すぐあとに母音[a]がつづいているので、me の e が消えて m’ になっています。
me avoir ➜ m’avoir
- 話し手が女性なら最後に e が付いて invitée になります(発音は変わりません)。
のように “Merci de ~” を使います。
Merci de + 不定詞
Merci pour のあとには名詞がつづく
Merci のあとに名詞や代名詞がつづく場合は pour(プール)を使います。
日本語の「~をありがとう」のイメージに近いのが “Merci pour ~” ですね。
例えば、「お花をありがとう。」と言いたいときは☟
Merci pour les fleurs.
(メルスィ プール レ フルール)
「いろいろとありがとう。」と言いたいときは☟
Merci pour tout.
(メルスィ プール トゥ)
のように “Merci pour ~” を使います。
Merci pour + 名詞