フランス語で「ちょうどお昼食べたところ。」ってなんて言えばいいの?
今回はフランス語の近接過去(passé récent)「ちょうど ~ したところ」について分かりやすく簡単に解説します。
「ちょうど ~ したところ」は “venir de + 動詞の原形”
フランス語で「ちょうど ~ したところ」のように直近の過去のことを表したいときは、venir de(ヴニール ドゥ)のあとに動詞の原形(不定詞といいます)を続けます。
venir(ヴニール)は「来る」という意味の動詞(英語でいう come にあたるもの)。
venir de
+
動詞の原形
=
「ちょうど ~ したところ」
英語で「ちょうど ~ したところ」と言う場合に、“just + 動詞の過去形” というカタチを作りますが、フランス語の “venir de + 動詞の原形” は英語のそれにあたる表現です。
フランス語 | 英語 | |
---|---|---|
「ちょうど ~ したところ」 | venir de + 動詞の原形 | just + 動詞の過去形 |
venir の部分は主語によってカタチが変わる
venir の部分は主語「私、あなた、彼など」によってカタチが変わります(動詞のカタチが変わることを活用といいます)。
変わるのは venir の部分のみ。venir de のあとに続ける動詞のカタチは変わりません。
例えば、主語が「私 = Je(ジュ)」の場合は☟
Je viens de
(ジュ ヴィヤン ドゥ)
主語が「あなた = Tu(テュ)」の場合は☟
Tu viens de
(テュ ヴィヤン ドゥ)
主語が「彼 = Il(イル)」の場合は☟
Il vient de
(イル ヴィヤン ドゥ)
のようになります。上記の viens / vient の部分が venir の活用形です。
主語によって venir のカタチがどのように変わるのかをまとめると、こちらのようになります☟
venir の活用一覧
主語 | venir の活用形 (太字の部分) | 発音 |
---|---|---|
私 Je | Je viens | ジュ ヴィヤン |
あなた (カジュアル) Tu | Tu viens | テュ ヴィヤン |
彼 Il | Il vient | イル ヴィヤン |
彼女 Elle | Elle vient | エル ヴィヤン |
私たち (カジュアル) On | On vient | オン ヴィヤン |
私たち Nous | Nous venons | ヌ ヴノン |
あなた (フォーマル) あなたたち Vous | Vous venez | ヴ ヴネ |
彼ら Ils | Ils viennent | イル ヴィエヌ |
彼女ら Elles | Elles viennent | エル ヴィエヌ |
近接過去「ちょうど ~ したところ」の文を作ってみよう
それでは実際に近接過去の文を作ってみましょう。
主語にあわせて venir のカタチを変えて、そのあとに de + 動詞の原形を続けます。
例えば、「私はちょうどお昼を食べたところです。」は☟
Je viens de
私はちょうどしたところです
+
déjeuner
お昼を食べる
(ジュ ヴィヤン ドゥ デジュネ)
「彼はちょうど出かけたところです。」は☟
Il vient de
彼はちょうどしたところです
+
partir
出かける
(イル ヴィヤン ドゥ パルティル)
「彼らはちょうど着いたところです。」は☟
Ils viennent d’
彼らはちょうどしたところです
+
arriver
着く
de のあとに母音[a, e, i, o, u]が続く場合は、de の e が消えて d’ になります。
de arriver ➜ d’arriver
(イル ヴィエヌ ダリヴェ)
のようになります。
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