フランス語の quel と quelle ってなにが違うの?どうやって使い分ければいいの?
今回はフランス語の quel / quelle / quels / quelles の使い分けについて分かりやすく解説します。
quel / quelle / quels / quelles の意味/役割はすべて同じ
フランス語の quel / quelle / quels / quelles はカタチは違いますが、実は意味や役割はすべて同じです。
これらは「なに」とか「どれ」を意味する単語で、英語でいう what や which の役割をします。
では、この4つをどのように使い分ければいいのでしょうか??
なお、quel / quelle / quels / quelles は発音もすべて同じです。どれも「ケル」と発音します。
対象となるものの性別(単数 / 複数)によって使い分ける
この4つは、「なに」「どれ」の対象となるものが「男性名詞」か「女性名詞」か「複数形」かによって使い分けます。
「なに」「どれ」の対象となるものが
男性名詞かつ単数なら ➜ quel
女性名詞かつ単数なら ➜ quelle
男性名詞かつ複数なら ➜ quels
女性名詞かつ複数なら ➜ quelles
例えば、フランス語で「今日の天気はなに?」 は☟ *天気 = temps(タン)
Il fait quel temps ?
(イル フェ ケル タン)
と言いますが、「なに」「どれ」の対象となる “天気 = temps” が男性名詞(かつ単数形)なので、ここでは quel が使われます。
「なに」「どれ」の対象となるもの:天気
temps = 男性名詞かつ単数形 ➜ quel
では、「いま何時?」という意味の☟ *時 = heure(ウール)
Il est quelle heure ?
(イレ ケルール)
というフレーズは、なぜ quelle が使われているのでしょうか?
それは、「なに」「どれ」の対象となる “時 = heure” が女性名詞(かつ単数形)だからということですね。
「なに」「どれ」の対象となるもの:時
heure = 女性名詞かつ単数形 ➜ quelle
quel / quelle / quels / quelles の使い分け一覧
単数 | 複数 | |
---|---|---|
男性形 | quel | quels |
女性形 | quelle | quelles |