Vous と Tu ってなにが違うの?どうやって使い分ければいいの?
今回は「あなた」を意味するフランス語、 Vous(ヴ)と Tu(テュ)の使い分けについて分かりやすく簡単に解説します。
Vous はフォーマルな「あなた」、Tu はカジュアルな「あなた」
Vous(ヴ)と Tu(テュ)はどちらも同じ「あなた」という意味です。英語でいう You にあたる単語ですね。
Vous と Tu の違いは「フォーマル」か「カジュアル」か。Vous はフォーマルな「あなた」の言い方なのに対して、Tu はカジュアルな「あなた」の言い方になります。
相手との距離感にもよりますが、目安としてはそれぞれ次のような相手に対して使います☟
Vous
- 初めて会った人
- 見知らぬ人
- 年配の人
- 先生
- 上司
- 店員さん
- お客さん
Tu
- 友だち
- 家族
- 同い年の(年が近い)人
- 同僚
- ティーンエイジャー
- 小学生
- 小さな子ども
Vous は私たちが普段 “敬語を使う” 相手、Tu は私たちが普段 “タメ口で話す” 相手の関係に近いですね。
Vous には「あなたたち」という意味もある
Vous は「あなた」という意味のほかにも、「あなたたち」という意味があります。
複数の人に対して「あなたたち」と言う場合は、どんな相手かに関わらず常に Vous を使います。Tu は複数の相手に対しては使いません。
Vous
➜
「あなた(フォーマル)」
「あなたたち」
Tu
➜
「あなた(カジュアル)」